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リフレーミング辞典
リフレーミングというのは一言で述べてしまえば、違う枠組みで物事をとらえるということです。あるいは対象を違った角度で眺めるという風に言えるかもしれません。例えばコーヒーの缶があったとします。商品名を書いてある方から見ると缶は長方形に見えます。しかしながら角度を変えてプルタブ側から眺めると円形に見えるのです。同じ対象であったとしても異なる角度から見ることで違った形に見えるのです。ちなみに、このリフレーミングの方法ですが辞典を使ったもの。カードを使ったものなどいろいろあるようです。しかしながら、こうした辞典やカードを使用したリフレーミングも良いのですが、最大の効果を望める技法としては、やはり自分自身の頭脳を使ったもの。これが一番ではないでしょうか。ロバート・キヨサキも自身の著書、「金持ち父さんシリーズ」の本で述べています。頭脳こそが最大のレバレッジなのだと。
リフレーミングの方法
「キミ、人としゃべるとき、緊張してあがるんでしょう?! この仕事、向いていないんじゃなーい??」
私の職場の同僚、F君(仮名)は赤面症でした。
しばらく前まで、当たり前だった私の勤務先での一コマです。
赤面症のF君が課長の机の前に呼ばれ、激を飛ばされているのです。
新規の契約は、ずっと「0」、前任から引き継いだ取引先でも確実に売り上げを落としています。
赤面症の彼は営業成績では、いつも最下位、ちなみに私は下から二番目でした。
赤面症の彼は、しばらく前まで、内勤の事務職だったのですが、先日、行われた人員整理で従業員が大量退職したため、内勤だった彼も営業をやらざるを得なくなったのです。
赤面症の彼が営業に向いていないのは明らかでした。
セールトークも、しどろもどろ、パンフレットに書いてある文章を読むだけで汗が吹き出すのです。無論、顔は真っ赤です。
営業成績、最下位の彼と私は、よく飲みに行きました。出来の悪いもの同士、傷を舐めあっていたようなものです。駅前の安い焼き鳥屋で「もう、やめようかな。。」と彼は、よく呟いていました。
彼がリフレーミングの方法を知らないことは明らかでした。
リフレーミングの技法
私は、よく、そんな彼に「そんなこと言わずに頑張れよ」と励ましたものです。彼が可哀想だったのは、もちろんですが、それだけではありません。何しろ、彼がいなくなると私が営業成績最下位です。上司の怒りの矛先が私に向かうのが判りきっているのです。他の人間は彼に辞めて欲しいと思ったかもわかりませんが、私だけは例外でした。彼がいるから私も会社に居場所があるのです。ちょうど、子供のとき、自分より弱い人間をいじめることで自分のポジションを保っていたようなものです。何ともイヤな話ですが、生きていくためには仕方ありません。会社から給料をもらうことで、私の生活が成り立っているのです。そして、私は会社では、こんな状態が、ずっと続くものだと信じて疑いませんでした。しかし、彼がリフレーミングの技法をマスターしていたとは、私は知る由もありませんでした。